【建築学生団体・紹介】建築×合宿in KANTO 2025 (3.21最終講評会・一般観覧歓迎!)

「建築×合宿in KANTO 2025」は本年初開催!3/21(金)最終講評会・参加無料・一般観覧歓迎!

建築設計を学ぶ学生を対象とした合宿ワークショップ「建築×合宿 in KANTO」が、3月16日(日)~21日(金)に「神奈川県愛川ふれあいの村」で開催されます。

学生主体で企画・運営される同イベントは関西圏で20年続いており、関東圏では本年初開催です!異なる大学の学生が集い、5泊6日の合宿期間を通して、グループ設計課題へ挑戦します!

合宿最終日となる3月21日は、総合資格学院新宿校に会場を移し、15時から最終講評会を開催します!最終講評会は参加無料で公開し、来場者に先着順で書籍プレゼントも実施します!関東圏の建築学生や将来建築に進みたい高校生など、一般参加は大歓迎ですので、ぜひ会場にお越しください!

建築×合宿 in KANTOのすごいところ!アピールポイントやメリットなど

2024年度委員長を務める愛知産業大学 通信教育部造形学部 建築学科2年 今井悠介さんに、建築×合宿in KANTOの「すごいところ」を3つ挙げていただきました。

・Point1:豊富な参加大学同士の交流が、建築という共通言語を介して活発に行われる場の提供!

・Point2:合宿期間という短い間で面識の浅い仲間とグループ制作を完成させるという、ある種、実践的な経験ができる!

・Point3:経験にムラのある班活動の中で制作の段取りを学ぶことができる上、参加自体が作品事例となる!

5泊6日に前日オンラインによる事前説明を含めると、1週間の充実したイベントになります。関東では初開催ですが、関西圏で20年の歴史を持つ「建築×合宿」は、これまで多くの建築学生が体験してきました。建築×合宿in KANTO2025では、4名のジュリスト(建築専門家)に、中間発表時のエスキス指導や最終講評会で公開審査をいただけます。関西では1.2年生を参加対象としていますが、初開催となる建築×合宿 in KANTO2025では、1.2.3年生に参加いただきます。下図は建築×合宿in KANTO2025の案内チラシです。

建築×合宿in KANTOの主な活動

「建築×合宿 in KANTO」は、毎年春先の合宿開催を目的としています。例年8月頃までに学生実行委員を選定し、ご協力頂ける企業様にご挨拶のほか、合宿の運営、告知活動を行います。合宿では学校・学年を問わず、募集した参加者から無作為に班をつくり、合宿当日に発表される設計課題をグループで設計します。グループ設計・模型制作の流れを体験し、建築学生同士が交流する場とすることを目指しています。合宿終了後も参加者が広く繋がりを持ち、将来的な活動を相互扶助しあう仲間となることを望んでいます。

■定例会:毎週土曜 22時から定期ミーティング(オンライン)

■年間スケジュール(2024年度の実施をもとに来年度へ向けて作成)

建築×合宿in KANTO 2025の活動紹介

本記事では、建築×合宿in KANTO 2025の委員長 今井悠介さん、副委員長・企画立案担当 平田暁さん(東京理科大学2年)、広報担当 岩戸樹輝さん(東京電機大学2年)の3名にインタビューすることでお聞きした、建築×合宿in KANTO創設の経緯や、活動開始以降進めてきたイベント準備等についてご紹介します。

■創設の経緯

関西圏で20周年を迎えた建築×合宿は、昨年度まで全国からの学生参加を募っており、5泊6日という日程から、人数は少ないものの、関東圏の学生も合宿参加をしていました。昨年度参加をしていた東京理科大学の学生に関西の委員から「20周年を機に、建築×合宿 関東支部を立ち上げてはどうか」との提案があり、後輩にあたる平田暁さんに「1.2年生のイベントだけどやってみない?」と声が掛かったことから、関東支部開設へ活動開始したそうです。

開始は夏の終わりでしたが、関西の建築×合宿を永年に渡り協賛企業として支援をしてきた、総合資格学院にもすぐにご相談をいただき、幹部となる学生委員は平田さんから友人への口コミや、各大学のグループLINEへの投稿を通して、10月頃には初年度委員が集まり、建築×合宿関東支部が創設されました。

初年度委員は全員昨年以前に建築×合宿への参加歴がなく、先輩や関西の委員に建築×合宿の準備や運営の進め方などを確認しながら、企画・広報・会計などの役割分担を決めて、会場探しやジュリストの選定・依頼など手探りで進めつつ、定例ミーティングで進捗確認や予定の情報共有をしてきたそうです。

■会場探しやバスの手配など 11月

未経験での会場探しが最も大変であったそうですが、関西で利用してきた会場を参考に、関東圏の施設リサーチを行い、「神奈川県立 愛川ふれあいの村」を合宿会場に決定しました。

東京に集合してバスで現地に移動するため、バス会社の選定や仮予約などを進めていきました。

■告知開始・一次募集開始 12月

建築×合宿 in KANTOのチラシ作成を行い、チラシにSNSや代表メールアドレスを表示しました。一次募集告知はインスタグラムで開始しました。

12月初旬に開始した一次募集では80人~96人を想定して、1月7日を募集締め切りとしていました。年末年始を挟むことや応募の反応で当初より、二次募集は想定をしていました。

■対面会議 12月末

1月以降、募集締め切り後に順調に準備を進めていくために、年末に総合資格学院新宿校の教室をお借りして対面会議を行いました。幹部同士で交流を図り、より団体の結束力が増したように感じました。

■二次募集開始 1月

一次募集締め切り後、二次募集を開始しました。当初は2月1日を期限とし、後に2月20日まで延長としました。会場手配やバス予約の関係で可能な期日まで延長した結果です。2月最終締め切りで、21大学、1専門学校から54名の参加応募がありました。当初予定よりは少ない人数ですが、初年度の運営であることや、ジュリストの先生方から、指導上、各班人数は5.6名に抑えた方がよいとの助言を頂いていたので、適正人数が募集できたものと感じていました。

■ジュリスト(講師)の最終決定 1月

幹部委員の大学で非常勤講師をされている建築家に依頼をして、小嶋伸也さん、井上康さん、川辺直哉さんが決定し、総合資格学院から紹介を得て、枡永絵理子さんが決定をしました。

■課題設定会議 1月中旬

合宿で取組む「設計課題」は学生委員でアイデアを出し合いましたが、初めての経験でイメージするのは難しいと感じました。本番ではジュリストの先生方に指導いただくため、1月中旬にジュリストをお招きして「課題設定会議」を実施しました。意見や助言を多くいただくことができました。どのような課題になるのか?参加者の皆様には、合宿本番で開示しますので、ここでは内緒です(笑)

■代表紹介

インスタグラム上で幹部委員の紹介を行いました。ここでは代表紹介を掲載します。

「今後、20年続くようなイベントに」という標語を掲げています。関西で20年続いてきたことが契機となり、関東の1年目があります!運営を通して参加者の期待に応え、成果を実感できるイベント、永く建築学生に愛されるイベントにしていきます!

■最終締め切り・振り込み期限・備品購入 2月

二次募集締切り後は、参加費の入金管理が重要となっています。また本番で使用する備品や材料などを購入して揃えていきました。

■直前告知3月

参加者へ向けて、会期中の詳細日程や集合場所を告知しました。会期3日目に中間講評を行いますが、その後にBBQ大会を行い学生同士の懇親を深めます。中間講評の助言でブラッシュアップを行い、4日目、5日目は模型制作に入り、完成させなければなりません。関西でも模型制作では作業が深夜まで続くと聞いています。幹部委員も身が引き締まる思いで準備を進め、本番を迎えます。

■最終講評会3月21日(金)

合宿最終日は新宿にバスで移動して、総合資格学院新宿校で15時から「最終講評会」が開催されます。各班がプレゼンシートや模型を示して作品発表を行った後、ジュリストの講評と公開審査で優秀作品選出まで実施されますが、参加費無料で一般観覧を歓迎しております。先着で書籍プレゼントも実施されますので、ぜひご来場ください!(予約不要)

以上、11名の幹部委員を代表して、委員長、副委員長、広報の3名にお話を伺った内容をもとに活動を紹介しましたが、委員の皆様からは、終始、初年度にかける意気込みが感じられました。

本年度参加者54名の内訳は、約6割が1年生、約25%が2年生、残り15%が3年生ということです。特に1年生は本格的な設計に挑むことや、模型製作を初めて行う方も多く、学べることが非常に多いのではないかと思います。

総合資格ナビでは、関西の建築×合宿も取材していますが、参加することにより、毎年、他大学に友人がたくさんできて、その後も交友が続いているとお聞きしています。初年度の建築×合宿in KANTO 2025の成功を祈念いたします。

※関西圏の「建築×合宿」紹介記事は こちら をご覧ください。

建築×合宿in KANTO 2025幹部メンバー構成(2024年度)

・合計人数:11人(男性:3人、女性:8人)

・学年人数: 2年10人、1年1人

建築×合宿2025 in KANTO各種情報

代表(2024年度)

愛知産業大学 通信教育部造形学部 建築学科2年 今井悠介

代表メールアドレス : archicampkanto@gmail.com

各種URL

・X(旧Twitter) : 公式X(@archicamp_kanto)

・Instagram : 公式インスタグラム(archicamp_kanto)

※本記事に掲載した図版・写真は、建築×合宿 inhttps://x.com/archicamp_kanto KANTO提供によるものです。

(本記事は、総合資格naviライター kouju64がインタビュー取材を行い、記事構成しました。)