住友林業子会社と中央日本土地建物が米国シャーロット市近郊で物流施設を共同開発【住宅業界NEWS】

2026年1月14日、住友林業100%子会社Crescent Communities, LLC(米ノースカロライナ州シャーロット、以下クレセント社)と中央日本土地建物株式会社は、米ノースカロライナ州シャーロット市近郊でマルチテナント型の物流施設を開発し、2026年2月着工、2027年4月竣工を目指していることを発表しました。

本記事では公表されたプロジェクトの概要と事業背景などを紹介します。

開発プロジェクトの概要

本開発プロジェクトでは、約42.3acres(エーカー)の敷地に総賃貸面積43,203㎡、2棟構成の物流施設を開発します。

リアロード型レイアウト構造※1で搬入・搬出作業と車両動線を効率化して、ティルトアップ工法※2を採用し、建設コスト削減と工期短縮を両立する計画です。

クレセント社はブランド名「AXIAL」で物流施設の開発を展開しています。今回、開発する物流施設は、主要交通網への優れたアクセス、視認性やデザイン性向上のためブランドロゴや木材を取り入れた外観、主要なターゲットである製造業や物流業を含む幅広い用途に対応できる柔軟な設計が強みです。

※1.物流や倉庫、製造現場で採用されるレイアウト方式の一つで、建物前方にオフィスや来客用駐車場等を設置し、後方側に搬入・搬出を行うトラックヤードを配置する方法

※2.鉄筋コンクリートの壁パネルを現場で打設し、クレーンなどで立ち上げて建物を構築する工法

開発地・シャーロット市近郊の特長

シャーロット市は米国東海岸の中央に位置し、全米平均を上回る人口増加率を誇っています。同市は、バンク・オブ・アメリカやロウズなどFortune 500に掲載されている大企業の本社が集積する、米国南東部の経済拠点です。

本物件はシャーロット市の中心街から車で約20分、シャーロット・ダグラス国際空港から車で約25分のハンターズビル市に位置します。米国南東部を横断する主要高速道路I-85をはじめ、I-77や環状線I-485に近接する、輸送効率に優れた立地によりアトランタ、ニューヨーク、シカゴなど主要都市へ1~2日で配送可能です。

本物件の周辺には、世界最大級のテクノロジー企業であるアマゾンや家庭用消費財メーカーのレイノルズの物流施設があり、物流サービスの需要は非常に旺盛です。

物流施設共同開発の背景

住友林業グループと中央日本土地建物の協業はワシントンD.C.、デンバー、シアトル、ボストン、アトランタの集合住宅開発プロジェクトに続き、今回が7件目となります。

開発主体は中央日本土地建物の100%子会社Chuo-NittochiILLCとクレセント社が共同出資する特別目的会社(SPC)です。

住友林業の100%子会社、住友林業アセットマネジメント株式会社が本プロジェクトの取りまとめや調整を担当します。

住友林業グループは2017年より米国で不動産開発事業に参入し、集合住宅の2024年着工戸数は5,344戸と全米で4位相当に位置しており、米国では戸建分譲住宅に次ぐ事業の柱として拡大しています。

クレセント社は、従来もシャーロット近郊で賃貸用集合住宅や物流施設などの開発実績があり、新たな事業機会を探っていました。

中央日本土地建物は海外事業のさらなる強化・発展を目指して、事業エリアの拡大、優良事業パートナーとの協業機会を模索しているなか、協業実績のあるクレセント社と本物件の共同開発事業の組成に至りました。中央日本土地建物は2022年から海外事業を手掛けており、本物件は米国で15件目のプロジェクトとなります。

住友林業グループと中央日本土地建物は、本物件の共同開発により、国内外で不動産開発分野での関係をさらに強化していきます。

出典:ノースカロライナ州シャーロット市近郊で物流施設を共同開発 ~輸送効率に優れた物流拠点を実現~(住友林業プレスリリース)

 

(本記事は、総合資格navirライター kouju64が構成しました。)