建築模型表現の徹底解説!~早大卒制1位の模型づくり~

 

本動画について

●動画制作の背景:コロナ禍で一変した建築学生の日常

新型コロナウィルスの影響により、多くの学生が日常の学生生活に大きな制約を受けています
建築学生も例に漏れず、講義が在宅でのリモートになっただけでなく、密を避けるため製図室の使用禁止や、重要な位置づけであるゼミがスタートしても対面でのゼミ活動は難しく、卒業に向けた大イベントである卒業設計においても甚大な影響を受けています
通常、卒業設計は建築学生にとって卒論と同じ位置づけの重要な取り組みであるだけでなく、後輩が先輩の卒業設計サポートを通じて、模型製作やポートフォリオのノウハウを受け継いでいく伝承の場でもあります。
令和2年はコロナ禍により、密を回避するためにこの伝承の場が大きく制限を受けることになり、卒業設計のクオリティの低下や後輩学生のスキルアップに支障をきたすなど、深刻な状況に追い込まれています。

●私たちにできること

私たちも、多くの学生からも不安の声を聞き、長年にわたり学生の建築系イベントの主催・支援を行ってきた総合資格学院だからこそ実現できる支援はないか思案しました。そこで、ひとつのアクションプランとして、全国の建築学生の役に立つ卒計支援動画を作ろうという案が持ち上がりました。ちょうどそのタイミングで当社が取材する「都市・まちづくりコンクール」の表彰式が開催され、参加していた早稲田大学の皆さんに打診したところ、快く協力してくれることとなりました。訊いてみれば、学内審査にて早稲田卒制最優秀のチームとなったメンバーで、他の設計展でも入賞の常連とのこと。実際に制作された動画も非常にクオリティの高いものとなり、関係者一同この動画が多くの建築学生の助けになるものと確信しております。

動画の内容

ル・コルビュジェの「小さな家」の模型を実際に作りながら、模型製作のノウハウについて解説を行います。
土台~地形~本体~植栽~海~仕上げまでの製作を通して、使用材料や道具、製作のコツなどを具体的に紹介。建築を学ぶすべての学生に役立つ内容となっています。

製作工程

(1)土台(スタイロの切り出し/「基壇」作り)
(2)地形 (コンタを積む/レーザーカッターで地形を作る/パミスで滑らかに/土の表現)
(3)本体 (ジェッソで壁面を塗る/本体を身近な材料で作る)
(4)植栽(公園で植栽を拾う/ショップで植栽パーツやスプレーを購入する)
(5)海(和紙で海を作る/白塗料で「波」を表現/アクリル板を貼る)
(6)仕上げ(既存・添景の配置/模型のエッジ調整)

 

<動画製作、模型製作&解説>
チーム山椒魚(早稲田大学2020卒業設計最優秀賞&6タイトル受賞)

<メンバー>
早稲田大学大学院:友光俊介さん(都市計画系)
早稲田大学大学院:松本隼さん(構造系)
早稲田大学大学院:山下耕生さん(歴史/意匠系)

<企画>
(株)総合資格 総合資格学院