インターンシップで何を聞かれる?質問される前の準備が肝心!【就活情報】

いよいよ8月!今年も夏真っ盛りとなりました!

総合資格ナビでは、前記事で、「建設系学生に伝える。夏休みの過ごし方」をお届けしていましたが、2027年卒の皆さんは、夏休み中にサマーインターンシップに参加されることでしょう!また、2028年卒以下の皆さんも、1Day職場体験やキャリア教育に参加する方が多いと思います。それぞれの参加目的を明確にして、しっかり事前準備して臨むことが肝心です!

本記事は、前回6月30日に掲載した「インターンシップで何を聞きたい?質問する前の準備が肝心!【就活情報】」と対になる内容です。

今回は、「インターンシップで何を聞かれるか?質問される前の準備が肝心!」をテーマにお届けします。

インターンシップは、具体的な業務やワークなどの体験を通して、職場情報や学びを多く得られる場となります。明るく前向きに、リラックスして参加することが重要です!プログラムで求められる「自己紹介」や他の参加者とのコミュニケーションも、事前に準備しておくことで、そつなく対応する余裕が生まれることでしょう!

本記事を、インターンシップ参加前の自己チェックとして読みすすめていただければ幸いです。

企業が見ているのはココ! インターンシップの評価ポイントは?

すべてのインターンシップで面接が行われるわけではありませんが、複数日程を通したプログラムでは、個別・集合形式で企業担当者からの質問に回答する場面があるものです。また改まった形式ではなくても、担当者は常に巡回して参加者を評価しており、そこには評価ポイントがあります。それは次のような内容です。

これらの評価ポイントは企業担当者から質問された際はもちろん、質問されていないときでも、「期待されていることが、伝わるように自ら表現していく」ことが重要です。

まずは、望ましい方向性を伝授しますので参考としてください。

①インターンに参加した理由を論理的に説明できるか

なぜ応募先企業のインターンに参加したいと思ったのか?自分の考えが明確に伝わる「表現」を準備しておきましょう。

・参加しようと思ったきっかけ (具体的なエピソードなど)

・応募先企業を選んだ理由 (他社比較まで必要はなく、シンプルに伝えること)

・インターンを通して学びたいこと(自分なりのテーマを表現)

ポイントは「参加したい理由」にあるのではなく、特に重視すべきは「応募先企業を選んだ理由」です。ここは十分に時間をかけて準備しておくこと。

➁自ら学ぶ姿勢や成長意欲が感じられるか

企業は、意欲的な人材、活躍が期待できる人材を求めています。

・参加後にどうなっていたいか、自分の理想像を表現する

・インターンを通して身に付けたい知識や技術を伝える

これまで努力していることを説明するのも、意欲を伝える手段の一つとなります。

③円滑にコミュニケーションを取ることができるか

インターンでは初対面の学生たちと一緒に取り組むことになります。その際、周囲と協力してスムーズに物事を進められるかどうかがとても重視されています。

・自分の得意なことをインターンでどう活かすつもりか表明する

・チームの一員として周囲にどう貢献したいかを伝える

・相手の意見を聞き、立場を見きわめて尊重する姿勢を表現する

コミュニケーション能力は、対話のやり取りから判断される部分が大きく、相手の話をよく聞き、質問に対してレスポンスよく、的確に答えることが重要です。

④最低限のビジネスマナーを身に付けているか

本格的なマナーは社員研修で課題とする企業が多く、学生の段階で完璧であることに神経質になる必要はありません。服装や言葉遣い(敬語)の他、案外気になるのが姿勢と返事や受け答えです。

・清潔感がある身だしなみ(髪型や爪の手入れなど)

・丁寧かつ適切な言葉遣い(目上の人に対する敬語など)

・明るく元気に返事ができる

・まっすぐ姿勢を保てる。猫背になっていない

・会話中に視線をはずさない(注目する、うなずく、相槌をうつなど)

必ず求められる「自己紹介」は事前に文面をまとめておこう!

インターンシップで必ず行われるのが自己紹介です。最も簡単な自己紹介は、「大学名・学部学科名・氏名」を述べるだけですが、グループワークに取組む場合によく行われるのが、1人1分間のスピーチ形式で自己紹介を行うというものです。

準備していないと早く終わりすぎてしまったり、脱線して時間オーバーしたりすることがありますので、事前に書いてみましょう。1分間で話せる文字数は300文字ですが、一方的に早口で話すのではなく、落ちついて順番に話せばよいので、250文字前後でまとめてみましょう。下記に文例(ひな形)を掲載します。

■自己紹介(一例)

初めまして、〇〇大学〇〇部〇〇学科4年生[名前]と申します。

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

大学では[専攻や学部]を学びながら、[特定の経験や活動]に力を入れてきました。

例えば、[具体的なエピソードや実績:アルバイト、インターン、部活、サークル活動など]を通じて、[培ったスキルや学んだこと]を身につけました。

[自分の強みや得意なこと]を活かして、[どのように貢献したいか]と考えています。

御社の[事業や理念]に共感し、[具体的な志望理由]で応募させていただきました。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

インターンシップ面接では何を聞かれるのか?

インターンシップでは選考面接や、参加プログラム中で面接・面談が設けられることがあります。ここで一番気になる点は、やはり「どんな質問をされるのか」「質問にどう答えたら良いのか」であると思います。下図はリクナビが企業担当者に行ったアンケート結果を集計してグラフ化したものです。

質問項目は通常の面接と大きく変わりませんが、実際には採用面接とは「聞き方を変えてくる」ことの方が多いと思います。

■志望動機に関連する質問例

・どうしてこの業界なのですか?

・なぜ当社を選んだのか理由を教えてください

・多数ある中から、なぜこのインターンシップを選んでくれたのですか?

■自己PRに関連する質問例

・自己PRをしてください

・学生時代に頑張ってきたことは?

・熱心に取り組んできたことは?

・自身の強みと弱みを教えてください

・長所と短所を教えてください

■将来の展望に関連する質問例

・希望職種はなんですか?またその理由も教えてください

・入社10年後にどのような人になっていたいですか?

・仕事を通して成し遂げたいことはありますか?

■どのような学生生活を送っているのか ・ 趣味に関連する質問

学生生活や趣味に関する質問は事実をもとに回答するので、比較的答えやすいと思いますが、聞かれている意図を組んで、自身の性格や長所、活動意欲などが伝わりやすいように、具体的な行動例や体験・エピソードなどを話すように心がけましょう。

■想定外の質問

突然、思いがけない質問をされることがあります。代表的なものを列記します。

・アルバイト経験について(なぜそのバイトを選んだのか?)

・自分を色に例えると?(その理由は?)

・苦手な人の特徴を教えてください(なぜ苦手?その人とどうつきあうのですか?)

・尊敬している人は誰ですか?(その理由は?)

模範解答はなく、あくまで、学生の考え方や価値観を知るための質問です。

自己PRに類似する質問として、「自分らしさ」をアピールできるように落ちついて回答するように心がけましょう。

昨年、インターンシップに参加した先輩方の反省点から学ぶこと

就職みらい研究所(インディードリクルートパートナーズ)が、昨年インターンシップに参加した2026年卒の大学生に対して実施したアンケート結果から集計した、「回答が難しいと感じた質問」および反省コメントを抜粋して紹介しますので、ぜひ参考としてください。

コメントに書かれている反省点は、総括すると「インターンシップ参加時点では、面接対策やES対策など、本格的な事前準備ができていなかったために、いざ求められた際に、十分な対応ができなかった」ということに尽きるでしょう!

インターンシップでは、参加前の事前選考や参加したときに、選考に近い形式の面接が行われたり、当日、提出を求められる、参加レポートやアンケート等に応募書類と同じような記入項目が設定されていたりすることが多いものです。しっかり準備して臨めば、回答に戸惑うことはありません。

インターンシップは、企業から就活に役立つリアルな情報を得られる絶好の機会です。事前に業界・企業情報や近年の動向を研究して、当日は自分がその企業で実際に仕事を担う視点をもって臨みましょう。また、前記事を未読の方は、ぜひこの機会に確認して、質問を準備する参考としてください。

前記事:インターンシップで何を聞きたい?質問する前の準備が肝心!【就活情報】

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(本記事は、総合資格naviライター kouju64が構成しました。)