「設備施工管理」の仕事内容とやりがい、向いている人のポイントについて【建設業の仕事】

「ものつくり」に関わることを夢見ている建設学生に人気が高い職種が施工管理です。建設現場のリーダーとして現場全体を管理・監督し、建設工事を竣工までマネジメントしていく施工管理の仕事には、やりがいがあふれています。

前記事では、施工管理全般について解説していましたが、本記事では代表的な専門工事である設備工事業に焦点をあて、「設備施工管理」を取り上げています。

総合建設業の施工管理との違いや、扱う設備分野ごとの特徴についても解説していきますので、前記事とあわせてご確認ください。

前記事:「施工管理」の仕事内容とやりがい、向いている人のポイントについて【建設業の仕事】

設備施工管理とは?

設備施工管理とは、建築物およびインフラの建設現場において、電気設備、給排水衛生設備、空調設備、通信設備など、多岐にわたる設備が設計図書の仕様に従い、安全性・効率性を確保しつつ、適切に設置・稼働するよう統括・監督する職種です。

建築物における各種設備機器は、心臓、肺、血管、神経系等に例えられる生命線であり、その設置工事および関連工事全般のマネジメントを担うことが設備施工管理の根幹となります。(下表参照)

設備施工管理には、幅広い専門知識とコミュニケーション力が必要です。設計者や職人、資材業者などと協力して設備工事の工程などを管理します。

設備施工管理の具体的な仕事とは?

施工管理は共通して「Q・C・D・S・E」の管理を行ないます。

Q・C・D・S・Eとは、次の通り5大管理のイニシャルをとったものです。

それぞれの内容について順番に解説していきます。

品質管理

品質管理は、設備が設計図書通り高品質に施工されているかを確認する作業です。品質管理を怠ると、建物の機能や安全に影響します。主なチェック項目は次の通りです。

■設計図・仕様書との整合性

設備が設計図書や仕様書と一致しているか確認します。

■施工精度

配管、配線、機器設置などが正確か、細部にわたり検証します。

■使用機材等の確認

使用部材や機器が品質基準を満たしているか確認します。

■検査・試験の実施

圧力試験や通電試験、動作確認など検査・試験の実施で検証を行います。

品質管理は検査基準に基づいて行われ、基準を満たさない場合は手直しを行います。品質管理の徹底が建物全体の安全性や快適性を支えるのです。

原価管理

原価管理は、設備工事を予算内で適正に執行し、高品質な仕上がりを両立するために不可欠です。主な業務内容は以下の通りです。

■予算策定・積算

設計図書や仕様書から材料費・人件費・外注費などを見積もり、全体の費用を算出して予算を策定します。

■コスト削減

工事進捗とコストを継続チェックし、資材選定や施工法の見直しなどによって、無駄な支出を抑えます。

■支払い管理

請求書を確認して、協力会社や資材業者への支払い時期や金額を管理し、資金繰りが滞らないように調整します。

■予実管理

実際の支出と予算を比較し、差異があれば原因を分析し、以降の対策を検討します。

原価管理を徹底することで収益確保が可能となり、発注者からの信頼も得られます。

工程管理

工程管理は、工事のスケジュールと進捗を管理・調整していく仕事です。具体的な内容は次の通りです。

■工程表の作成・更新

工程表には作業内容や作業期間を記載し、遅延発生時は原因分析と対策を講じて、工程表を見直します。

■資源配分

工事に必要な人員、資材、重機などの手配を抜かりなく行います。

■進捗状況の確認

現場に足を運び、作業進捗を直接確認するほか、写真や報告書などで記録・管理していきます。近年は遠隔管理の手法も導入されています。

■関係者との連携

設計者・職人・資材業者などと連携を取り、作業がスムーズに進むよう支援します。また、遅延や事故など問題発生時は情報共有と早期対応を行い体制を整えます。

工程管理の徹底により、工事の遅延を防ぎ、高品質な設備を完成させることが可能になります。

安全管理

安全管理は特に重要です。工事現場では高所作業や重量物の運搬など、さまざまな危険が常につきまといます。設備施工管理者は事故防止と安心できる作業環境づくりを担います。主な活動は以下の通りです。

■安全パトロールの実施

定期的な現場巡回で危険箇所や安全規則の遵守状況を確認、整理整頓や清掃状況などもチェックします。

■危険予知活動(KY活動)の推進

作業開始前に潜在的な危険を洗い出し、防止策を検討します。

■安全教育の実施

作業員に対して、安全知識や注意点、手順の順守を指導します。

■保護具着用の徹底

ヘルメットや安全帯など、適切な保護具の使用を指導徹底します。

■使用する機械・器具の点検

点検記録を確認し、破損や不具合の有無をチェックします。

■天候・環境条件への対応

悪天候など環境変化に対して、予防策として現場の養生や安全確保の対応を行います。

安全管理を通じて現場の安全性を確保し、関係者の生命・財産を守ります。

環境管理

環境管理とは、工事が周辺環境や地球環境に与える負荷を最小限に抑え、あわせて作業員の職場環境を整える取り組みです。具体的な活動は以下の通りです。

■周辺環境への対策

騒音・振動対策として低騒音型の建設機械を使い、遮音シートを設置し、作業時間に配慮します。

粉塵・大気汚染防止には、タイヤ洗浄や散水、排ガス対策型の機械を採用します。

水質汚濁防止では、沈砂池を設置し、排水を適切に処理します。

■廃棄物の適正処理

産業廃棄物は法律に基づき管理します。廃プラスチックや金属くずは分別し、リサイクルを促進します。

■省エネルギー・資源保護

設備の機能や施工を通じて環境負荷低減を図ります。LED照明や省エネ空調など、環境配慮型機器を提案します。工事中は電気・ガスの管理や水の使用量を抑え、資源保護に努めます。

■職場環境の整備

作業員の健康を守り、効率的に働ける職場環境を確保します。

整理整頓(4S・5S): 現場を清潔に保ち、事故や無駄を防止します。

熱中症対策: 休憩所設置、ミスト散水、塩分補給、アプリ等による体調管理を実施します。

環境管理ではISO 14001等の国際規格に則った運用が推奨されており、企業の社会的責任(CSR)として重要な位置づけとなっています。

設備分野別の具体的な仕事内容について

電気設備施工管理

電気設備施工管理は、建物の電力安定供給と安全確保を目的に、各種電気システムの設計・施工・保守などを管理する仕事です。照明やコンセント、配線作業など電気設備全般が対象となります。主な業務は次の通りです。

■設計図の確認・理解

電気設備の設計図を正確に読み、施工内容を把握します。

■資材選定と発注

必要なケーブル、配線器具、照明器具などを品質・コストを考慮して発注します。

■業者手配と指示

電気工事専門業者を手配し、設計図に基づいた適切な施工指示を行います。

■現場・品質・安全管理

工事が計画通りに進んでいるか、設計図書通りに施工されているか、安全に作業できる環境が整っているかなどを現場で確認・管理します。

これらの管理を通じて、建物全体の機能性を支える電気設備を、安全かつ確実に、そして効率的に完成へと導きます。

配管設備施工管理

配管設備施工管理は、給排水やガス・排気などの配管が設計図通り安全に設置されるよう監督する業務です。主な内容は次の通りです。

■工程管理

配管ルートや材料の確認・手配、他設備との干渉調整、作業スケジュールと進捗を管理します。

■安全管理

高所作業や重量物の安全対策、ガス漏れ・漏水の防止、関係者への安全教育を実施します。

■品質管理

配管の材質、勾配の確認、接続部の強度・密閉性の検査、耐震性や断熱性などが要求性能を満たしているかチェックします。

■原価管理

資材費や人件費、外注費の予実管理を行います。

これらの管理を通じて、建物の快適性・安全性・機能性を維持する配管設備を完成させます。

空調設備施工管理

空調設備施工管理は、建物の空調システムの計画・設置・引き渡しまでを管理します。具体的には建物条件やニーズに応じて空調方式を選び、設計図に従って機器配置や配管、ダクト設置を監督します。具体的な業務は以下の通りです。

■設計図書との照合

設計図通りに機器が配置されているか、配管やダクトのルートに問題はないかを確認します。

■設備機器選定・搬入

仕様に合った空調機器や関連機器を選定し、指定場所に搬入手配します。

■施工状況の確認

工事が設計通りに進んでいるか、溶接や接続部分に不具合がないかなどをチェックします。

■試運転・調整

設置完了後、実際に運転して温度・風量など設定が適切か、異常音がないかなどを確認・調整します。

■関係者との連携

設計者、職人、メーカーなど、関係各所と連携し、スムーズな工事進行を図ります。

これらの業務によって、夏は涼しく冬は暖かく、適切な湿度が保たれた快適な室内環境を利用者に提供します。

通信設備施工管理

通信設備施工管理は、建物に電話やインターネット回線など通信網の整備・管理を行う重要な仕事です。具体的な業務は以下の通りです。

■配線ルートの確認と指示

通信機器(ルーター、ハブ、電話機など)配線の設置・設定確認を行います。

■工程管理

工事スケジュールや機器搬入計画を立案、LANケーブルや光ファイバーなどの敷設工事の進捗管理を行います。

■品質管理

通信速度テスト、接続不良の確認や安定性など品質のチェックを行います。

■安全管理

高所作業や電気工事における安全対策を管理します。

■原価管理

材料費、人件費を予算内で執行管理します。

これらの業務を通じて、建物内の情報伝達が円滑に行われるための基盤を築くことが通信設備施工管理の役割です。

機械設備施工管理

機械設備施工管理では、建物や工場の安全性・快適性・生産性に関わる機器の設置や調整、運用確認を行います。

■昇降機設備(エレベーター、エスカレーター)

機器搬入と設置工事の進捗を管理します。試運転などで安全性の確認や法令に順守しているかを確認します。

■生産設備

工場の製造ラインや各種機械の設置と調整を行います。機械設備間の連携や配線・配管工事の管理を行い、試運転による性能テスト、稼働開始までの工程を管理します。

■その他(搬送設備など)

自動倉庫・コンベアなどの設置と調整、システム全体の連携や動作確認を行います。

機械設備は利用者の移動や生産活動を支える重要な役割を担っています。設計図どおりに正確かつ安全に設置・稼働させる必要があります。他設備との連携や関係者との打ち合わせも不可欠です。トラブル発生時は迅速かつ的確に対応し、工事の遅延を防ぎます。

消防設備施工管理

消防設備は火災発生時に命と財産を守るために重要です。設備施工管理者は、工事が設計図書や法令に適合しているか監督します。主な業務内容は以下の通りです。

■設計図書との照合

消防設備の配置や配線などが消防法や建築基準法などの法令、そして設計図書通りになっているかを確認します。

■機器選定・確認

火災報知器、消火器、スプリンクラーなどの機器が品質基準を満たしているか確認します。

■施工状況の監督

設置工事が適切に行われているか、専門業者と連携し現場を監督します。

■試験・検査

施工完了後、設備が正常に作動するか、試験や検査を実施します。

■関係官庁への申請・検査

消防署などの関係官庁への申請書類作成や、完了検査の立ち合いなども行います。

これらの管理を通じて、万が一の火災でも、消防設備が確実に機能し、被害を最小限に抑えられるように努めます。

経験者が語る「設備施工管理の魅力とやりがい」5つの事例

設備施工管理は、建物に「機能」を創り出す、やりがいと魅力にあふれた職種です。経験者たちが語る、具体的な魅力とやりがいを事例として5つ紹介します。

1.建物に命を吹き込む仕事に達成感が感じられる

建築物はスケルトンのみでは単なる構造体に過ぎません。内外装に加えて、空調・衛生・電気・通信といった各種設備が入ることで機能性が付与され、快適な居住・利用空間が形成されます。

設備施工管理は、普段目にすることのない配管やケーブルなどを計画的・効率的に配置する業務であり、工事完了時には建物に必要な機能を確実に提供します。本業務は高度な専門知識と技術力が求められ、達成感と誇りを感じられる仕事です。

2.大型プロジェクトに関われることが大きな魅力

設備工事の技術力により、巨大プロジェクトや公共施設、商業施設、病院など後世に残り続ける建築物に関われることが大きな魅力です。

最新の省エネ技術や環境性能を活かしたプロジェクトは業界の注目も集めます。

3.多様な人材をまとめ現場を動かす「司令塔」としての達成感

設備施工管理は、多くの業者や職人をまとめるチームの司令塔です。異なる専門業者同士の調整、安全管理、工程管理など責任が大きく大変な仕事ですが、チーム全体をまとめて無事に竣工を迎えたときには大きな達成感があり、自信や周囲からの信頼にもつながります。

4.専門性が高く、確実に「手に職」が身につく

空調、給排水、電気など各設備部門で専門知識や技術を活かして働くことができ、実務経験や資格取得を通じて専門性を高められる点が魅力です。

5.建物の長寿命化を支える仕事にやりがいと誇りを感じる

近年は新築だけではなく、既存建物を対象とした設備更新工事が増加しています。これらの工事は長寿命化や省エネに寄与しており、技術者として大きな意義を感じられます。

設備施工管理は、現場でQCDSE(品質・コスト・工期・安全・環境)を管理し、チームをまとめる役割があります。大変ですが、人々の快適な生活や技術者の自己実現に直接関わる、やりがいのある仕事です。

設備施工管理に向いている人の特徴とは?

設備施工管理に向いている人の特徴や傾向を具体的に紹介します。

1.円滑に対人コミュニケーションが取れる

設備施工管理には現場で指示を出し、職人や作業員と連携する力が必要です。また、施主や施工会社、設計者など多くの関係者と調整できるコミュニケーション力も求められます。これらの能力は経験で身につきますが、資質があると習得しやすくなります。

2.複数業務を並行して進められるマルチタスク能力

設備工事では、電気・給排水・消防などの作業が短時間で同時に進みます。複数の工程を把握し、作業の優先順位を整理して管理・監督する力が求められます。

3.臨機応変で柔軟な対応力

機器の故障や突発的なトラブルが起きても、落ち着いて適切に対処できる判断力が求められます。また、設計変更や納期が遅れるなど、現場で予想外の事態が生じた際にも、臨機応変に対応できる人物が活躍できます。

4.機械や技術への興味や探究心をもつこと

設備は機械的な知識が必要な分野であるため、機械を扱うことに興味がある、または専門知識を身につけたいという向上心がある人に向いています。

5.健康で体力や身体能力を維持できる人

設備工事は天井裏や床下など、人が入りにくい空間で作業を行います。高所作業で機器を設置することもあり、工事をする際には、空調がついていないとか、通電していないことが普通にあり、健康で身体能力を維持できることも重要な要件です。

設備施工管理に向いていない人の特徴とは?

1.対人コミュニケーションが苦手な人

現場で自分より年上で経験豊富な職人さんに指示を出したり、建築工事と板挟みで調整を行ったりする場面が多々あります。遠慮して言うべきことが言えない人や、感情的になりやすい人は、現場で苦労することがあります。

2.性格が大雑把な人

設備のわずかな誤差が漏水や火災などの重大事故につながります。図面や数値の確認を省略すると、品質管理上のリスクが増します。

3.予定外の事態にパニックになりやすい

設備工事では、天候の影響や他の工種の遅れによって、作業が予定通り進まないことがよくあります。特に建築工事の進行状況に合わせて動く必要があるため、急なスケジュール変更やトラブルに柔軟に対応できないと、精神的なストレスが非常に大きくなります。

4.騒音・高所・閉所などの環境に抵抗がある

現場は大きな音が響き、足場の悪い高所や天井裏などの狭い場所での作業確認を伴うこともあります。こうした過酷な物理環境に抵抗がある場合、日々の業務自体がストレスになりかねません。

5.体力や規則正しい生活を最優先したい

工期末など繁忙期には、残業や休日出勤が多くなります。定時退社や週末休みを絶対条件とする人には向いていません。

設備施工管理を目指すうえで重要な企業研究のポイント

1.会社の種類と強み(ゼネコンか、サブコンか)

設備施工管理には、全体を管理する「ゼネコンの設備職」と、専門分野に特化した「サブコン(設備工事会社)」の2つの大きな選択肢があります。

■ゼネコン(設備施工部門)

総合建設業が建築一式工事を請負う際に、建築設備工事を担う部門では、直接設備工事や施工管理を担当する場合と、サブコン(専門工事業者)に工事を発注して、元請管理を行う場合があります。

■サブコン(電気・空調・衛生)

大手設備工事会社

安定した経営基盤と高年収が魅力で、近年では元請として設備工事を直接受注する案件も増えています。

独立系・地場設備工事業

特定分野に強みがあったり、案件の地域が限定されていたりすることがあります。

総合設備工事会社

電気・空調・衛生(給排水)を総合的に手がける設備工事会社は、大規模物件で強みを持ちます。

設備工事業に、具体的にどのような企業があるのか、下記記事で決算業績上位50社を紹介していますので、ぜひ確認してください。

参考:【2025年3月決算】設備工事業・電気・空調・通信上位50社【業界研究】

2.取り扱う建物・案件の種類(オフィスか、工場か)

設備工事会社の「得意分野」に着眼をおいた企業研究も有効です。下記はその例となります。

■オフィスビル・商業施設: 大規模で工期が長い。

■病院・研究施設: 高い技術力と専門的な設備知識が求められる。

■工場・プラント: 産業用設備・生産設備などに特化した知識技術が必要となる。

■住宅・マンション: 工期がタイトな場合が多い。

企業が得意とする建物分野が、自分が希望する「やりがい」の対象(例:快適な空間を作りたい、特殊な産業施設に関わりたい)にマッチしているかを確認して、企業研究を進めていきましょう。

設備施工管理に必要な資格

設備施工管理では担当する設備分野に必要な「1級施工管理技士」が必須の国家資格となります。

令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わり、1級施工管理技士の第一次検定は、19歳以上(受検年度末時点)であれば受検可能となりました。

1級施工管理技士として登録をするには、第一次検定合格後に所定の実務経験を積んだ後、受検資格を得て、第二次検定に合格する必要がありますが、1級第一次検定合格者は「1級施工管理技士補」として、現場で「監理技術者補佐」として管理や監理技術者の補佐業務を担当することができます。

人手不足や技術者不足が課題とされてきた建設現場において、即戦力として施工管理技士補の資格を活かしながら実務修得を進めることができるようになったのです。

施工管理技士には17歳以上(受検年度末時点)から受検できる2級もあり、基礎的な資格として併せて受検する人もいます。

施工管理技士には、土木、建築、電気工事など7つの分野がありますが、ここでは設備施工管理に関連する3つの施工管理技士を紹介します。

■管工事施工管理技士(1級・2級)

管工事とは、冷暖房、空調、配管、ダクト工事などを指し、空気調和設備、給排水衛生設備の施工管理を担う場合には必須の資格です。

■電気工事施工管理技士(1級・2級)

ビルやプラントの配線、照明、電気設備工事の施工管理を担うのに必須の資格です。

■電気通信工事施工管理技士(1級・2級)

通信インフラ設備工事の施工管理を担うのに必須の資格です。

■施工管理技士以外に取得者が多い、その他の資格

・電気工事士(第1種・第2種)

電気工事の作業・管理に不可欠な資格で、電気工事の施工管理を担う人材も取得者が多くなっています。

参考:電気工事士とは?資格取得から就職・転職まで完全ガイド【2025年版】

・消防設備士(甲種・乙種)

消防設備士は、デパートやホテル、マンションなどの建物に設置されたスプリンクラーや火災報知器、消火器といった「消防用設備」の設置工事・点検・整備を行う国家資格で、法律(消防法)に基づいて安全を維持する専門職であり、資格がないと工事や点検ができない「業務独占資格」で消防設備を扱うには必須の資格となっています。

甲種と乙種の違いは下記の通りとなっています。

・甲種(特類~5類): 消防用設備の工事・整備・点検すべてが可能。

・乙種(1類~7類): 消防用設備の整備・点検が可能(設置工事は不可)。

・建築設備士

建築士と連携し設備設計・施工・監理を行う専門資格になります。建築設備の施工管理を担う人材は、一級建築士とともに取得者が多くなっています。

建築設備の設備設計を担うには、一級建築士や設備設計一級建築士の取得が必要となります。下記、過去記事に詳細を記載しておりますのでご参照ください。

参考:「設備設計」の仕事内容とやりがい、向いている人のポイントについて【建設業の仕事】

まとめ

本記事では、設備施工管理の仕事内容を中心に、そのやりがいや、向いている人のポイントなどについて解説しました。

設備工事は新設や既設の更新を問わず、建築物の快適な環境を成す需要が高く、省エネや新エネルギー設備の導入、脱炭素など、環境への配慮が広く求められている現代の建築物ではますます重要度が高くなっています。

また設備施工管理は、分野ごとの専門性が高く、専門技術者として長く活躍できる仕事といえるでしょう。

自分に合っているのはどのような業態か?企業の実際の仕事内容やキャリアパスなどを把握したうえで、就職活動を進めていきましょう。

総合資格ナビは、設備施工管理で活躍することを目指す皆さんの成功を応援しています!

 

(本記事は、総合資格naviライター kouju64が構成しました。)